矢沢伝説
ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーチンは、
ジョン・レノンにこんなことを言ったエピソードがある。
ジョージ「オマエ達は、オレが選曲したこの歌をうたえ、そうすれば売れるから」
ジョン 「とんでもない、オレ達の曲はオレ達でうたうんだ」
「オレ達の曲はオレ達で作るんだ」
それで一夜越しで作った曲が「プリーズ・プリーズ・ミー」だった。
その後、ジョージ・マーチンが選曲した歌はイギリスで1位になった。
しかし、ジョンが作った「プリーズ・プリーズ・ミー」も後に1位となる。
どちらも1位になったという話しだけど、ジョンは自分の我を通した。
僕(矢沢)はレコード業界が拾ってくれなかった。本当はテレビに出たかった。
でも、業界が拾ってくれなかった。だから自分達でやるしかなかった。
不本意な出発だった。
でも、もしレコード業界が僕ら(キャロル)を気持ちよく拾ってくれていたら、ポリシーある矢沢はなかったと思う。
だからこれだけは言える。「近道したら近道に潰される」
近道っていうのはレコード業界なるものが、僕ら(キャロル)を導いてくれること。
だけどそれは自分のスピリッツ(魂)を失うものでもある。
最初は不本意な出発だったけど、それが僕にとっては良かった。
だからこれからデビューするあなたは、どちらを選ぶか。
もし、自分の我を通すとなるとレコード業界からはそっぽをむかれる。
それであなたが当たったら、「矢沢永吉」になりますよ。
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